愛麺株式会社
ミャンマーとのご縁を感じて続く、外国人材採用
松山市にある食品メーカー「愛麺株式会社」では、2018年より外国人職員を採用しています。品質管理室の篠原室長と中山係長、製造現場で働くミャンマー人職員への取材を通して、外国人材の受け入れから定着までの工夫や、現場で感じているリアルな声をお伺いしました。
1.外国人材雇用に至った経緯

2016年頃に、普段から情報交換している東京の企業から「ミャンマーの実習生を採用している」というお話を聞きました。その後、同業者と共にマンダレーの日本語学校を訪問し、色々と教えていただきました。翌年、在ミャンマー日本国大使館大使が愛媛県出身だというご縁があり、ヤンゴンの日本語学校を視察させていただいた後、ご一緒した他の企業と一緒に面接させていただくことになりました。そして、2018年に5名採用。これが愛麺初となる実習生受入れでした。
2.外国人材受入に関する課題
受入れ前に最も懸念していたのは、言語面でした。来日前に日本語を学習してはいるものの、漢字の読解や業務上の専門用語の理解については丁寧なすり合わせが必要だと感じました。そのため、マニュアルをひらがな表記にするなど、あくまでも使うのは日本語ですが、彼らの理解が少しでもスムーズに進むように工夫しています。
弊社では、ミャンマーの方に絞って実習生を採用しています。実習生同士の言語が共通していると、日本語で私たちの指示が通らなかったとしても先輩社員が通訳してくれるので助かっています。新しく入社した実習生にとっても、同郷の先輩社員がいると安心感が違うのかなと思います。
社員の反応はかなりフラットなものでした。外国から働きに来ている彼らを皆で見守っている雰囲気を感じます。

3.働きやすい環境づくりへの取組みとその成果
勤続3年までは、シェアハウス形式の寮を利用してもらっています。これは、日本の暮らしや地域のルールに慣れてもらうためです。ここでも先輩社員が、ゴミ出しのルールや、音楽やビデオ通話の音量など、近隣の方にご迷惑をおかけしないように、生活面のマナーも含めて教えています。
近隣の方々とお互い適度な距離感で、気持ちよく暮らしてもらいたいので、仕事のことと同じ、もしくはそれ以上に生活上のルールやマナーの教育には力を入れています。
働きやすい環境づくり3つのポイント
- 国籍を絞った採用方式で、先輩と後輩の日本語以外の共通言語を確保
- 平仮名表記や言葉選びの工夫など、日本語の習熟度に合わせて伝え方を調整
- 寮はシェアハウス形式。居住地域のルールや日本で生活する上でのマナーを丁寧に教育
4.外国人材を雇用してよかったと思うこと
ミャンマーは宗教的なタブーもないので、食品加工業の現場でも受け入れやすいと思います。国民性なのか、非常に勤勉で資格も積極的に取得しようとする姿にはとても驚きました。
また、従来は現場の責任者が行っていた業務を実習生に任せられるようになったことも大きいですね。責任者は業務が一部手離れしたことで、管理業務など責任者にしかできない仕事にしっかりと時間を割いてもらえるようになったと感じています。


5.外国籍社員の声
仕事のことだけではなく、生活の中で困ったことはないかと気にかけてもらえるのが助かっています。例えば、健康診断の話や食生活について休憩時間に話すことがあったり、「最近どう?」と優しく声をかけてくれる社員の方がいたりします。

所在地 | 〒791-8036 愛媛県松山市高岡町81番1号 |
|---|---|
従業員数 | 日本人228名/外国人材51名 |
創立年 | 1974年 |
WEBサイト |